本データベースについて

 平成25(2013)年、沖縄県教職員組合から読谷村に膨大な資料群(書類、書籍、写真、音声テープ、ビデオ等)が寄贈されました。資料群の中には、戦後沖縄の教育、米軍基地被害、復帰運動に関する文書や写真などがあり、大変貴重なものです。それら資料は読谷村史編集室にて保存・管理されています。

 読谷村は、その資料の保存・公開・活用を目的として、寄贈された資料のデジタルアーカイブ化を進め、書類6,444簿冊は読谷村史編集室のホームページで「沖縄戦後教育史・復帰関連資料」としてインターネット公開しています。また、寄贈書籍は整理され、読谷村立図書館で閲覧することができます。
 平成29(2017)年12月、これら資料のうち、未整理写真ネガフィルムのデジタルアーカイブ化が、村岡敬明氏(九州大学大学院博士後期課程在籍)の発案により開始されます。村岡氏は、国際政治学の分野から読谷村出身初代公選沖縄県知事である屋良朝苗氏の研究をするために読谷村史編集室を訪れ、「沖縄戦後教育史・復帰関連資料」の重要性に気づきます。これら資料のさらなる保存・公開・活用のため、村と提携し、クラウドファンディング(インターネットで資金を募る方法)により全国から多くの支援を集めました。その結果、ネガフィルム16,000点(コマ)がデジタル化され、容易に閲覧することが可能となりました。(このプロジェクトの報告書はこちら

 本データベースでは、ネガの劣化などにより公開することが出来ないものを除いた13,000点余りを公開しています。写真説明(キャプション)は、ネガが収められていたケースに記載されていた年月日、事項となりますが、写真に写る人物や詳細な情報などに関しては、デジタルデータ化された後に村岡氏、読谷村史編集室職員にて目視確認し追記しました。

 ご不明な点につきましては、読谷村史編集室までお問合せください。